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常滑焼 朱泥小鉢 「赤鬼」 [美術の森]


常滑焼は日本古来からある、古い窯元です。



ですが、織田信長や明智光秀に討たれた時、本能寺に炎があがりました。

常滑焼は、謀反のあった土地の火元ということで、それ以降は諸大名から常滑焼は見放され、茶の世界から姿を消し、日常雑器を作ってきたということです。器の世界から、急須、便器(今でいうTOTO、INAXです)に降格されたのですね。(とはいえ、便器を陶器で作るというのは、すごい技術がいることなんですが)



それを聞いて、ぜひ常滑焼で小鉢を作ろう!!!と思い立ちました。


もちろん、みなさんおなじみの真っ赤な急須で有名な、朱泥で作りました。


(朱泥はきめ細かく、堅くて、釉薬もいりません。だから器には適していると思います。時間があれば、表面を布でしこたま磨くと、鏡のような光沢も出ます。)


さて、ご覧あれ。




DSCN1476.JPG


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赤と黒のインパクト大!な小鉢になりました。


なんとなく、鬼っぽいので、節分向きでしょうか。「赤鬼」なんて、いい名だと思いません?




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節分準備 [美術の森]




もうすぐ節分♪鬼のお祭り♪



お猪口とお飾りを、赤土型押しで作ってみました。

型は先生が作ったものですが、ひとつひとつ表情の違う、個性ある鬼さんが仕上がりました。



お飾り
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お猪口(しゃくれているので、角とあごで立ちます)
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その内側に福の字。
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お正月準備 [美術の森]

もうすぐお正月です。クリスマスもお正月も、街はピカピカしてきてワクワクします。


クリスマスのお飾りも楽しかったですが、今年はしめ縄を自分で作ってみました。


けっこう体力のいる作業にビックリ!!





こちらは、お飾りを沢山つけてゴージャス!!!

DSCN2509.JPG




こちらは、鶴です。

DSCN2504.JPG




しめ縄の作り方。②からは二人以上で作業すると楽です。親子や家族で作るととても楽しいですよ。



①藁を浴槽などで一晩水につけます。(藁に稲がついたところは、別にとっておいて束にすると、最後のお飾りとして見栄えします。)
その後、段ボール等の上に濡れた藁をしき、木槌でどんどんと叩きます。根本の堅いところから、先端までよく叩きます。時々藁を曲げた状態で叩くと、曲げやすくてきれいな曲線が作れます。

②藁を束にまとめます。そして根本を針金でしっかり巻きます。

③根本にビニール(濡れているので)を置いて膝でしっかり押さえます。そして根本からしっかりと三等分し、太いほうから編みます。根本から両手の平を使って、右回りに、家族息災を祈願しながら捻っていきます。一本編んだら、先端を相方に持ってもらいます。

④二本編んだところで、その二本を合わせて、今度は左回りに捻って行きます。すると二本から出来た一本の螺旋状の藁が出来上がりました。

⑤その一本の螺旋状の藁の先端を、また相方に持ってもらいます(うまく行っていれば、この状態ではほどけないはずですが)。
そして、残りの一本を同じように右回りで捻り編み、太い二本の螺旋状の藁に沿わせるように、巻き添えていきます。
一番先端までいったら、針金で巻いて止めます。





<アレンジその一>

一本のしめ縄を右回りの輪にして重なったところを針金で止め、しっかりと乾燥させます。乾燥したら、飛び出た藁をハサミで床屋さんします。
色とりどりの紐をしめ縄に巻いて飾ったり、お飾り(あわじ結びの水引、松や梅のお飾り、千代紙の鶴を針金にさしたり)をみんなでワイワイやりながらさしていきます。飾りは針金で止めたり、貼ったり、紐に巻き付けたりしてつけます。
最後に、壁に飾る場合は、てっぺんに引っかけるための輪を針金で作って巻き付けます。




<アレンジ  鶴 >

一本のしめ縄が出来たら 、もう一本細いしめ縄を作ります。太いしめ縄を右回りの輪にして重なったところを針金で止め、その部分の後ろに細いしめ縄の根本を下向きに置いて、細いしめ縄も太いしめ縄に針金で固定します。(Φの形)

太いしめ縄の下部に来たら、細いしめ縄を手前上に折り返し、細いしめ縄の奧と手前を、太いしめ縄近くで針金で結び固定します。鶴の首筋の根本部分です。

鶴の頭の部分は、細いしめ縄の先端を、?マークのように手前に曲げて作ります。?マークの「つ」のところを針金で固定します。そうしたら、その先はハサミでくちばしになるように切って形を整えます。もうほどけないので、バッサリ切ります。切ったら、赤の手芸用リボンテープをくちばしに巻きます。

その後、乾燥させて、ピンピン飛び出た藁を床屋さんし、水引などを飾ります。壁に飾る場合は、針金で輪を作り、太いしめ縄が重なったところに巻き付けとめます。






他にもいろいろアレンジできます。とっても簡単で楽しいですよ。



みなさん、よいお年を!!



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白化粧飛びカンナの鉢 [美術の森]

 

 

陶芸で焼き上がってきました。

 

 

・・・・今回は、難しかった・・・・・・。もう懲りた・・・。

 

 

 

 

飛びカンナ。

 

半渇きの時に飛びカンナで模様をつけるのだが、もともとは日本中にあったものの、今では九州にしか残っておらず、小田原焼きや小鹿田焼きにしか残っていないそうだ。福岡の小田原焼きは今では機械化され、昔ながらの蹴りロクロで作っているのは大分の小鹿田のみで重要文化財になっている。(村で作っているので、作家という個人単位ではない)

 

 

赤土をロクロで成形し、削り終わったら生のままで白化粧を刷毛で塗る。

 

 

簡単なようでいて、ところが「しった」を使う難しさを忘れていた・・・・。

がっちょ~~ん!しかも両面だよ。。。

 

 

そして乾いたら、装飾面にカンナで逆らうようにして削り、模様をつける。。。

 

 

しかし、何が難しいって・・・。中の土の硬さやろくろの速度(外側から中心に向かって円周が変化するので、それに伴って速度を変える)、カンナの角度を変えていくのだ!!!

うん、ピアノを弾くような難しさだ・・・・(手足と頭が同時進行)。しかも一発勝負。

 

 

だいたいみんな、 「あ~~れ~~~~~!!」 って叫んでいるよ。。。

 

 

 

しかし、私は持ちこたえた!!!(矢印)  笑笑

 

 

先生から「ブラボ~!」が出た。  

「持ちこたえた!すごい!!ココがいい!!!」

 

 

陶芸やって、ここでこんなことで誉められるとは、全く考えていなかったよ。

「持ちこたえの皿」だ。

 

 

して素焼し、織部や天目の釉で縁に模様をつけ、全体に透明釉をかけてから焼く。

 

 

  後ろ。

 

「踏ん張りの皿」として、誰かに差し上げようかな~と思っていた矢先、

母が 「ほしい!!!」 と取られてしまった。

 

黄色のオムレツが、良い感じに載った。


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ペーターバック [美術の森]

 

 

今回は、ちくちくソーイング。

 

無性に赤い花柄のバックが作りたくなり、ミシンが壊れているけど手縫いで作ってみました。

 

 

 

 

袋を二つ作って(表生地と裏生地)重ねただけの、簡単なバックです。(お裁縫は苦手なので。。。)

 

 

「ペーターバック」というらしい。(アルプスの少女ハイジに出てくる、ペーターが掛けていたようなバック、ということらしい)

 

 

でも、ただの一色じゃつまらないので、表はベージュに、裏はバサラな赤の花柄にしてみました。

 

 肩ひももこんな感じに。。。

 

 

これでお揃いで二つ作りました。

 

ひとつは、私のフォスター支援をしている女の子に・・・。(私が支援しているのは、ネパールの女の子ひとりと、ボリビアに男の子ひとりがいます)

 

 

今年のネパール山間部は大洪水で、家も流され、安否もわからない状況・・・・。フォスターの活動も、連絡が取れないばかりか、緊急支援対策で安全な水・医薬品・井戸などの殺菌・消毒などの援助に追われているもようです。(プラン・ジャパンでは緊急復興プロジェクトとして「南アジア3ヶ国洪水支援」を行っています. www.plan-japan.org )

 

私と彼らの家族にはぞれぞれお祈りの習慣があって、私は彼らの家族を、彼らの家族は私のことを、毎朝マリア様に息災であるようにお祈りしてくれているそうです。そのあたたかさにふれると、世界にもうひとつの(あ、ふたつか・・・)家族がいるんだなあ・・・、と感じます。

 

 

 

たとえつらいことがあっても、最後には笑顔で乗り切れますように!!!

 

 

 

きっとネパールの女の子は、「赤い花柄のバック」が欲しかったんだろうな。

 

 

 

               できたよ!こんな感じかな?

 

 

 

                      そしてバックの端には、薔薇の花の刺繍をしました。

 

これは先日、シュタイナーさんから頂いた、赤い薔薇の花をモチーフにしました。

 

 

      もしこのバックが届いたら、いっしょにすばらしいものが届く気がする!!!

 

 

                            みんな、負けないでね!!!


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